簡単にAutocad図面から、エクセルへXY座標を抽出する方法

AutocadからXY座標値を読み取って
エクセルへ抽出する方法を紹介します。
エクセルのXY座標データから、簡単にCAD図面を描く方法はこちら
【Autocadでの作業】
元々ポリラインで描かれた図面なら問題ないですが
線分の場合、まずポリライン化します。
【線分をポリラインにする方法】
コマンドラインに「PE」(ポリライン編集コマンド)と入力→「M」(一括)
→ポリライン化したい線分をすべて選択。→「ポリラインに変更しますか?」で「Y」
→「J」(結合)→「J」(結合タイプ)
→閉じられたポリラインにしたい場合「A」(追加)、開いたポリラインの場合「E」(延長)
→許容距離は0だと繋がらない時があるので、任意で数字を入力→Enter
これで、線分が繋がったポリラインに変更されていると思います。
【ポリラインから座標を読み取る方法】
①ツール→UCS→原点で、X0,Y0にしたい点をクリック。原点を移動。

②コマンドラインに「LIST」と入力。
各頂点の座標がざっと出てきます。
出ているときは、まだ座標が途中なので、消えるまでEnterを押す。
(はじめに、システム変数「QAFLAGS」→QAFLAGSの新しい値を入力→初期値<0>を2~6に
変更しておくと、「続けるにはEnterを押してください」が出ずに一気に座標がでます。)
座標の部分を選択して、コピー。

【エクセルでの作業】
①AutoCADでコピーした座標値を、エクセルに貼り付け。
↑
システム変数「QAFLAGS」を変更しておけば不要。

②X,Yでセルを分けるために
貼り付けた座標を選択し、
データ→区切り位置で、セルを分けたい部分をクリック。

③このように分かれるので、

後は表を整えて・・・

できあがり。
※追記 ポリラインの点数が50を超えるときのLISTコマンドの書き出しについて
Autodeskのコミュニティに解決策がありましたので引用させていただきます。
1. システム変数 QAFLAGS の値を 2 に設定
Autodesk コミュニティ
2. LOGFILEON[ログ ファイル オン] コマンドを実行
3. LIST コマンドを実行
4. 「オブジェクトを選択:」プロンプトで "all" を入力して、すべての図形を選択
5. LOGFILEOFF[ログ ファイル オフ] コマンドを実行
6. システム変数 LOGFILENAME の値から LIST コマンドの結果が書き出されたファイルを取得
7. システム変数 QAFLAGS の値を既定値の 0 に設定
Comment 3
Re: 5000個の穴座標を選択して座標値を抽出
703 様
ポリラインの点数が50を超えるときのLISTコマンドの書き出しについて追記しました。
マップラボ
Re: 5000個の穴座標を選択して座標値を抽出
703様
コメントありがとうございます。
> LISTコマンドを使用して座標値を抽出したところ、最大50個までしか抽出されません・・・?
> 5000個の穴座標の座標値を一度に選択して、全ての座標値を抽出する事は可能ですか?
円の中心の座標を抽出するということでしょうか。
試してみると、たしかに最大50個くらいまでしか抽出できないようです。
> 何か良い方法があれば教えて下さい。
> よろしくお願い致します。
私は穴座標の座標値を抽出することがなかったので
使ったことがないのですが
いろいろソフトはあるようです。
そのようなものを使わないとすると、
あえて、システム変数「QAFLAGS」の値を0にして
一気に座標が出ないようにし、
Enterを押してコピペを繰り返すという方法しか
思いつきませんでした・・・
5000個の座標を抽出するのは、かなり大変だと思いますが・・・
申し訳ありません・・・
703
5000個の穴座標を選択して座標値を抽出
LISTコマンドを使用して座標値を抽出したところ、最大50個までしか抽出されません・・・?
5000個の穴座標の座標値を一度に選択して、全ての座標値を抽出する事は可能ですか?
何か良い方法があれば教えて下さい。
よろしくお願い致します。
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